薄毛、抜け毛対策
現代社会においては、薄毛に悩む女性は案外多く、日本国内だけでも推定600万人もの女性が薄毛で悩んでいるそうです。
女性の約10人に1人が薄毛・抜け毛に悩んでいるということになります。
薄毛の原因は色々ですが、女性の薄毛は男性に比べて改善する可能性が高いといわれています。
毛髪の構造とヘアサイクル
毛髪は、頭皮から出て目に見える部分の「毛幹」と、頭皮の中にあって目に見えない部分の「毛根」とに分けられます。
毛根の構造
毛髪を作り出しているのは、「毛根」で、球状に膨らんだ毛根の根元は「毛球」と呼ばれ、毛球の内側にあるのが「毛乳頭」です。
毛乳頭は、毛細血管が運んでくる栄養分を取り込み、毛球内部にある「毛母細胞」に与えます。
その、栄養分を受け取った毛母細胞が分裂を繰り返し、次々に細胞を押し上げて、毛髪が成長します。
毛幹の構造
毛幹は、3つの層から構成されていて、中心部が毛髄質(メデュラ)、中間部が毛皮質(コルテックス)、一番外側が毛表皮(キューティクル)と呼ばれています。
『毛髄質・メデュラ』
毛幹の中心にある毛髄質(メデュラ)は、細胞と共に多くの空気を含んでいて、一般的には太い毛髪ほど毛髄質(メデュラ)が多くて、うぶ毛や乳幼児の毛髪にはないものです。
『毛皮質・コルテックス』
毛髪の約85~90%が毛皮質(コルテックス)で、毛髪の大部分を占めています。
これは、細い繊維状の細胞からできていて、主成分はタンパク質で、このタンパク質の状態によって毛髪の太さや、強さが決まってきます。
また、髪の色はこの中に含まれるメラニン色素の量で決まってきます。
『毛表皮・キューティクル』
毛表皮(キューティクル)は毛根の表面にあり、ケラチンと呼ばれる硬いタンパク質からできていて、毛先に向かってウロコの様に重なり合い毛髪の内部を保護しています。
水分不足や摩擦などで毛表皮(キューティクル)が壊れると毛皮質(コルテックス)の繊維細胞をまとめきれなくなって、枝毛や切れ毛、髪がパサつくなどのダメージヘアーになるのです。
毛周期(ヘアサイクル)
毛髪には一定の寿命があり、発毛と脱毛を繰り返していて、これを、毛周期とよびます。
毛周期は、「成長期」→「退行期」→「休止期」の3つに大きくわかれています。
個人差がありますが、一般的に男性は2~5年、女性は4~6年です。
『成長期』
毛母細胞が分裂を繰り返す期間で、この期間に毛髪が成長します。
これは、髪全体の約80~90%を占めています。
『退行期』
毛球が縮小し、毛髪を成長させていた毛母細胞の分裂が減少する期間です。
この期間に毛乳頭と毛母が分離し、毛根が頭皮の浅いところへ移ります。
期間は約2~3週間で、髪全体の約1%がこの状態です。
『休止期』
毛母細胞の活動が完全に止まるのが休止期で、次の髪の毛の生成が始まると同時に脱毛が始まります。
期間は約3~4ヶ月で、髪全体の約10~20%がこの状態です。
退行期、休止期には、毛根が頭皮の浅いところにあるために、ブラッシングやシャンプーなどでも簡単に髪が抜け落ちます。
薄毛、抜け毛の改善には
生活習慣の乱れがその一つの大きな原因と考えられます。
現代社会にはきれない過度のストレスを受けることにより、自律神経が緊張し、頭皮が血行不良を起こしているもあります。
また、乱れた食生活を送ることで髪に栄養が行き届かなかったり、頭皮が必要以上に皮脂を分泌している場合にも食生活を見直すべきなのです。
健康な身体を維持し、髪に必要な栄養分を送るためには、バランスの良い食事をとることが大切なのです。
毛髪によい食べ物とは
*ケラチンのもとになる上質のアミノ酸を含むたんぱく質
肉類、魚類、卵、大豆や大豆製品、牛乳や乳製品
中年以降の人、はコレステロールを高くしやすい肉類よりも、魚類、とくに青身の魚や豆類、大豆や大豆製品などを多めにとることをおすすめします。
*髪の発育を促すヨードを合んだ食品
わかめ、ひじき、昆布などの海藻類
海藻を単独でとるよりも、たんぱく質と組み合わせた料理にしたり、肉や魚科埋のつけ合わせにして食べると、より育毛効果があがります。
*抜け毛を防ぐビタミンE・A・P
ビタミンEを多く含んだ、玄米、胚芽米、ゴマ、ナッツ類、小麦胚芽油、紅花油
ビタミンAを多く含む二ンジン、カボチャ、コマツナ、ホウレンソウなどの緑黄色野莱
ビタミンPを多く含む、レモン、オレンジなどの柑橘類、アンズ、サク ランボ、そば粉
*頭皮の新陳代謝をよくするビタミンB
玄米、小麦胚芽、米ぬか、豚の赤身、レバ-、マグロ
*髪の艶や張りをよくするコラーゲンを含むねばり気のあるもの
山芋、長芋、里芋、レンコン、納豆
シャンプーの重要性
ヘアケアの基本はシャンプーです。
シャンプーはヘアケアの第一歩なのです。
シャンプーの種類と選び方
石鹸系、石油系、高級アルコール系、アミノ酸系、と原料の油脂により分けられます。
どのタイプのシャンプーが適しているかは人それぞれ違いますが、頭皮の状態、毛髪のダメージ度、シャンプーの頻度、そして季節によっても変わります。
*良いシャンプーの条件
適度な洗浄力があって,泡立ちのよいこと 。
シャンプー中、指のすべりがよく髪がもつれないこと 。
泡の持続性がよく、しかもすすぎの際の泡きれのよいこと 。
すすいだあとも髪がきしまず、櫛通りや感触のよいこと 。
頭皮、眼に不快な刺激を与えないこと。
連続使用しても手指が荒れないこと。
*選ぶポイント
過剰な皮脂を取るためには洗浄力の強い石油系シャンプー、アルカリ性シャンプーがいいと思われがちですが、 あまり洗浄力が強すぎると必要以上に皮脂を取ってしまい、生体の抗体作用により逆に皮脂の分泌を促してしまうことなります。
アルカリ性シャンプーは髪の毛や頭皮のタンパク質を壊す危険性があります。
毛髪や頭皮と同じpH値5~6の弱酸性のシャンプーを選ぶ事をお薦めします。
また、リンスやコンディショナーを使用する場合は、シャンプーと同じシリーズのものが良いと思います。
薄毛の人の頭皮は、外部からの刺激に弱くなっていますので、基本的に刺激の少ないシャンプーを選ぶようにしましょう。
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